冨田酒造 七本鎗
2012年07月23日
木之本発 出所は狭く酒は広く
地酒の可能性に夢を馳せる
冨田酒造 七本鎗
琵琶湖最北端で酒をつくって460年
木之本地蔵院からほど近い場所に蔵を構える冨田酒造は、歴史ある町でも460年を超える老舗の酒蔵です。伝統を守るのは15代目となる冨田泰伸氏。江戸時代に建てられたという趣のある建物に入ると、美しく並べられた酒瓶の傍らにスタイリッシュなデザインのボトルケースや、酒瓶を再利用して作られたグラスなどが陰影のある店内に見事に調和しています。ひと目で蔵元のセンスのよさや、日本酒に込める期待が伝わってきます。
木之本地蔵院からほど近い場所に蔵を構える冨田酒造は、歴史ある町でも460年を超える老舗の酒蔵です。伝統を守るのは15代目となる冨田泰伸氏。江戸時代に建てられたという趣のある建物に入ると、美しく並べられた酒瓶の傍らにスタイリッシュなデザインのボトルケースや、酒瓶を再利用して作られたグラスなどが陰影のある店内に見事に調和しています。ひと目で蔵元のセンスのよさや、日本酒に込める期待が伝わってきます。
日本酒への足がかりに 酒粕スイーツに期待
酒を作るうえで絶対に出来る酒粕。比較的高齢者も多いこの地域では漬物用としての需要が安定しています。それでも若き社長は酒粕に新しい可能性を期待します。「日本酒離れがすすむなか、日本酒を甘くしてみたり新しくしてみたりと間口を広げる試みがどこでもされていますが、少し違う気がします。日本酒に興味を持ってもらうきっかけとして酒粕が多方向に活用できるツールになればと思います。」お酒から出来る酒粕がスイーツに姿を変え、お酒に興味のない人たちにとって、日本酒への入口になればと冨田氏の楽しい挑戦は続きます。
酒を作るうえで絶対に出来る酒粕。比較的高齢者も多いこの地域では漬物用としての需要が安定しています。それでも若き社長は酒粕に新しい可能性を期待します。「日本酒離れがすすむなか、日本酒を甘くしてみたり新しくしてみたりと間口を広げる試みがどこでもされていますが、少し違う気がします。日本酒に興味を持ってもらうきっかけとして酒粕が多方向に活用できるツールになればと思います。」お酒から出来る酒粕がスイーツに姿を変え、お酒に興味のない人たちにとって、日本酒への入口になればと冨田氏の楽しい挑戦は続きます。
ネーミングは先代からの贈りもの
「七本鎗」のネーミングは、賤ヶ岳の古戦場に由来します。豊臣秀吉にとって天下取りの大きな足がかりとなった大事な一戦で、巧妙をあげた七人の武将を指して呼ばれる「七本鎗」。木之元の町では七人の武将のぼりがあちらこちらでゆれています。小さな蔵で醸される地酒は全国各地に1000銘柄以上あり、土地に根付いた名前、その土地ゆかりの名前を持つものが多くあります。「地酒というのはいかに地域に根差しているか。だからお米もこの地域でとれたものを使っています。小さな蔵でしかできない試みとして地酒の”地”の部分を大事にすること。出所は狭く、そして出来た酒は広く親しまれるように。」地元に支えられて栄えてきた地酒の歴史。古き伝統を守りながら、新たな試みで楽しませてくれる蔵元です。
「七本鎗」のネーミングは、賤ヶ岳の古戦場に由来します。豊臣秀吉にとって天下取りの大きな足がかりとなった大事な一戦で、巧妙をあげた七人の武将を指して呼ばれる「七本鎗」。木之元の町では七人の武将のぼりがあちらこちらでゆれています。小さな蔵で醸される地酒は全国各地に1000銘柄以上あり、土地に根付いた名前、その土地ゆかりの名前を持つものが多くあります。「地酒というのはいかに地域に根差しているか。だからお米もこの地域でとれたものを使っています。小さな蔵でしかできない試みとして地酒の”地”の部分を大事にすること。出所は狭く、そして出来た酒は広く親しまれるように。」地元に支えられて栄えてきた地酒の歴史。古き伝統を守りながら、新たな試みで楽しませてくれる蔵元です。
七本鎗×チーズケーキ
【純米酒粕】
濃醇なコクに酒粕の風味がバランスよく重厚な食感が楽しめます。